くみこ院長ブログ情報

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美肌への第一歩は・・・ 

2015年04月2日




そろそろ、紫外線が気になる季節になってきました。

美肌への第一歩として、紫外線ブロックの重要性をいつもクリニックやエステで口を酸っぱくして指導していますが、なにを隠そう、私は高校、大学時代は硬式テニス部で、真っ黒に日焼けをしていました。

しかし、紫外線対策を徹底してする事で、今は

“色が白いですね。”と言われる事もあるようになりました。

 

しかし、日焼けがステータスというのは昔の事。ヨーロッパのリッチなおばあさま方の背中、お顔はしみ、シワで大変な事になっています。

また、紫外線の強いオーストラリア在住の白人の方達に皮膚癌が多いのも周知の通りです。また、子供をハワイのサマースクールに通わすと、必ずサンスクリーンを朝塗ってくる様に、また塗り直すので持ってくるように言われます。紫外線ブロックをするのは親の義務なんですね。

 

次に挙げるように、紫外線を浴び続けることで、お肌だけではなく、体の老化につながります。

 

とくにシミやシワなど、紫外線による肌の老化を「光老化」といい、いかに紫外線をカットするかが、見た目年齢の若さを保つ鍵となっています。

 

紫外線のトラブルのメカニズム

1.  シミをつくる: 紫外線を浴び続けることによって、メラニンをつくる色素細胞の遺伝子が変異して、メラニンを過剰につくってしまう。

 

2.  シワをつくる:お肌のハリや弾力は、コラーゲンやエラスチンという、繊維で保たれています。紫外線は、これらの繊維を切ってしまうこらゲナーゼという酵素を生成して、弾力繊維を傷つけてしいます。その結果、深いシワが刻まれてしまいます。屋外作業や長年トラックを運転して来た方の、日光にさらされる部分は、日焼けだけでなく、深いシワが刻まれていることに気がつくでしょう。また、20代までに浴びた紫外線ダメージの記憶が表面化するとも言われています。

 

3.  髪の毛がパサパサに:以外と知られていないですが、紫外線によって、紙のメラニン色素が変質、水分が失われて、ぱさぱさの茶髪になってしまいます。

 

4.  白内障の原因となる:白内障は、水晶体が濁る事によって起こります。紫外線は角膜を通って水晶体で吸収されます。しかし、その際に水晶体のタンパク質に変化を起こして濁ることがあります。

 

5.  皮膚がんの原因となる:紫外線が要因となって、皮膚の遺伝子を傷つけ、皮膚がんが発生します。

 

日焼け止めは、主に紫外線吸収剤と、紫外線散乱剤から構成されています。紫外線吸収剤は、紫外線をいったん吸収し、それを熱エネルギーに変えて放出します。一方、紫外線散乱剤は、紫外線をはね返します。

紫外線吸収剤の中には、肌に刺激のあるものがあるので、敏感肌の方は、吸収剤不使用のタイプを選ぶと良いでしょう。

 

SPFPA値というのが、サンスクリーンには記載されていますが、高ければ高い程よいという訳では有りません。

 

SPFSun Protection Factor

日焼けを起こす紫外線BUV-Bを防ぐ指標で、SPF1の効果はおよそ20分前後といわれています。SPF30であれば、30×20=600=10時間 紫外線ブロックの効果があるということです。

しかし、汗などで流れたり、顔を手で触ったりするとすぐに取れてしまうので、塗り直しや、上からファンデーションを重ねる事を忘れないようにしてください。

 

PAProtection grade of UVA

紫外線AUV-Aを防ぐ効果を表しています。+の数によって三段階に表示され、「+++」は「非常に効果がある」という意味です。

 

日常の生活でも、紫外線にはいつもさらされているので、

“ちょっとゴミを出しに行く。”

“少しだけ洗濯物を干す。”といった場合にもかならずサンスクリーンはつけるようにしてください。日常生活であれば、SPF30値をお勧めしています。

SPF30以上で、紫外線吸収剤を使わないタイプのサンスクリーンは、塗ったあと、お肌が白浮きするタイプが多いので、お肌をナチュラルにみせたい方は、SPF30をこまめに塗り直す事をお勧めしています。

 

また、晴れた日にスポーツをしたり、山や海に出かけるなら、SPF値、PA値ともに高いものを選び、こまめに塗り直しましょう。

 

美肌は一日にしてならずです。

明日朝のお化粧の下地にサンスクリーンをしっかり塗る事から始めてください。

 

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