ダニアレルギーを治す方法
日本はダニ大国です。
何故かというと、ダニが生殖しやすい環境は以下の3つが挙げられます。
1.高温多湿 温度 (22~28度)
湿度 (60~85%)
2. 食べ物(人の落屑皮膚、食べこぼしの食べ物)
3. 潜入場所(じゅうたん、畳などの潜れる場所)
まさに、日本の梅雨の時期の環境に当たりますね。
アレルギー性鼻炎は、室内塵ダニに対するアレルギーが原因となって、くしゃみ、鼻漏、鼻閉、そう痒感などの鼻症状が発現する疾患です。
それが皮膚にアレルギーが現れると、アトピー性皮膚炎、
呼吸器にくると気管支喘息になります。
発売が先延ばしになっていますが、すぎ花粉症と同様、ダニアレルギーについての免疫療法がやっと保険適応になりそうです。早ければ、年内の発売となるようです。
いまのところ、”ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎”に対する減感作療法(アレルゲン免疫療法)として、2種類のダニ舌下錠が製造販売承認を得ています。
ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類のエキスを含んでおり、アレルギー性鼻炎のみに保険適応があります。
今まで、通年生のダニによるアレルギー性鼻炎の治療というと、環境整備(掃除、ふとんの整備)や抗ヒスタミン剤くらいでしたが、これからは免疫療法も選択肢の一つになります。
1. アシテア®ダニ舌下錠(シオノギ製薬):今年3月26日に製造販売承認、5月20日に薬価収載されました。7月末に指定医師のための受講・試験は終了しています。
2. ミティキュア®ダニ舌下錠(鳥居薬品):9月28日に製造販売承認されました。今後、指定医師のための講習・試験などが予定されます。
これらの免疫療法は、どのお医者さんでもできるわけではなく、アレルギーの講習、試験をうけた医師のみが処方できます。
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