くみこ院長ブログ情報

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石鹸のすすめ

2018年01月31日

湿疹で来られた患者さんには、私は根掘り葉掘りと

“いつ、どのようにして、何で洗ってますか?”

“きちんと泡立てていますか?”

“使っている保湿剤、化粧品は?”

と聞きます。

たいていの方がポンプから泡で出るボディーソープを使っておられるのですが、私はやめてもらうようにしています。

 

石鹸には、次の3つの要素が必要です。

  1. 適度な洗浄力がある
  2. 皮膚に対する刺激が少ない
  3. 洗浄後皮膚に残留しない

現在、ドラッグストアなどで販売されている、いわゆる敏感肌用、アトピー性肌用の石鹸やボディーシャンプーは、ほとんどの物が3つの条件を満たしていません。

低刺激性を売り物にしていますが、それと裏腹に、成分が皮膚に残留して使用後もぬるぬるしています。これを皮膚が潤ってツルツルしていると誤解する事が多くあります。いくら低刺激制といっても、皮膚に界面活性剤が長時間残留すれば刺激になって、湿疹を増悪させます。

むしろ、安い普通の石鹸の方が残留制がなく、結果として刺激が少ないのです。石鹸は、数千年の歴史を経た物であり、今現在でも最も優れた皮膚洗浄剤です。ボディーソープなどは、私の子供の頃にはありませんでした。たかだか20年程前に開発された新しい洗浄剤は、まだまだ開発途中で、敏感な肌の人には使うべきではないと私は思っています。

 

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